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天気の子は君の名は。のアンサー映画

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天気の子をみてきたので感想。

君の名は。以前の新海誠監督っぽいハッピーエンドだけどちょっとフック残す感じで面白かったです。

 

以下ネタバレ感想。

 

 

本作は君の名は。で有名な新海誠監督の最新作です。

舞台は新宿ということもあり見たことあるビルも多く、スポンサーももりもり盛りだくさんのため作中にたくさん企業名や商品が登場します。

(♪バーニラ、バニラ、バーニラ求人 が流れたのは笑いました)

 

青春爆発帆高くん

自分は完全に大人の須賀さんサイドだったので「大人になれよ、少年。」というセリフもよくわかるし自分の大切なものを守るために帆高にお金を渡して別れを告げる行為は大人だなぁと強く思いました。お金を渡さないで去ってくれと言わなかったのが須賀さんのせめてものやさしさだったと思いました。

なので帆高が警察から悪の組織のごとく逃走するシーンについてはもうちょい落ち着こう少年。と思ってみていたのであまり感情が動かされることはなかったです。

 

君の名は。に対するアンサー

新海監督のインタビューで君の名は。に対して多くの批判が来たことを語っています。

news.yahoo.co.jp

君の名は。では隕石の落下という災害で多くの人が亡くなった という事実を

なかったことにした震災ビジネスだ!と多く批判されたようです。

当然監督としてはなかったことにしたわけではないのですが、そういった受け止め方をされたことが監督に思うところがあり天気の子が作成されました。

 

 帆高は「世界の天気のために陽菜を犠牲にする」、「陽菜のために世界の天気を犠牲にする」というどちらを選んでも批判される選択を迫られます。

陽菜も助けて世界の天気も元に戻す、というすべてのハッピーエンドも出来たと思います。ですがあえて陽菜を助けて世界を水没させるENDにしたのが君の名は。に対するアンサーと感じました。なかったことにしなかったらこうなるぞ、と。

君の名は。では三葉を救って最終的に瀧と三葉が出会うALLハッピーエンドで終わったので初めて観た当初は「新海監督がエンタメ映画作ってる!?今までだったら二人が出会わないENDだったでしょ!?」と思ってました。

 

感想

テーマとしては「願いと選択」の物語だったかと思います。

ネットが発達し様々な情報があるとすべき事、配慮すべきこと、やってはいけないことなど考えることが多くどうしていいかわからないこともあるかと思います。

そして選んだ選択に対する批判も避けられないと思います。

選んだ選択に対する代償は多かれ少なかれ発生するものなので、自分にとって何が一番大切なのかを自覚し一番大切なもののための選択が大切だと感じました。

良き作品でした。次回作も楽しみです。

 

 

 

 

小説 天気の子 (角川文庫)

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