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映画 君を愛したひとりの僕へ 僕が愛したすべての君へ  感想

君を愛したひとりの僕へ

僕が愛したすべての君へ  を観てきたので感想です。

 

2作観るとすべてがわかりますが、1本2時間なのでまあまあ敷居高いので

どちらかひとつだけなら君を愛したひとりの僕へ(以下、君愛)の方がわかりやすいかなと思います。

そこでハマったなら僕が愛したすべての君へ(以下、僕愛)を観る感じが良いかと思います。SF的な部分もわかりやすく作られていたので楽しめました。

 

以下、ネタバレあり感想です。

 

作品は同じ登場人物が違う視点で描かれているため観る順番で作品の印象が変わるというのがこの作品の売りになります。

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私はろくに下調べせず同じ登場人物で視点が違うアニメ映画が2作品同時に公開される情報だけで観に行ったので事前情報はほぼゼロでした。

 

観る直前に公式のツイートが流れてきて僕愛からみると切ない結末に……というのをみたのでじゃあ僕愛から観るかという感じで決めました。

 

私は僕愛→君愛の順番で観ました。

 

初回の僕愛を観ている時

パラレルシフトで意識が移動するのは理解できたので「あ、いまシフトしたな」といういのは要所要所で理解できていました。ただシフトしたのはわかっても何のためにがみえてこないのと、普通に生活していて突然起こるので、相手が突然スンッってなったら今までの流れがわかっていない別人の様な振る舞いをするので、ちょっと多重人格者みたいな感じの印象を受けました。あと突然パラレルシフトが謎条件でちょいちょい発生するの辛くない?とも思っていました。(これは君愛を先に見ておくとわかりやすいかも)

シフトをした理由がわからない違和感をいくつか抱えながら観ていて、途中で「これはもう一方の作品はヒロイン和音視点の映画だな??そしてその違和感を和音視点で解説してくれるわけだな??」という私わかっちゃいました感を出していました。まあ違うわけですが。最低限は下調べしましょうね。

そして和音とのイチャコラをうんうん頷きながらクライマックスを迎えた時、黒髪ロングの初見の女性が出てきてパニックになりました。誰??????????(栞です。下調べをしていない弊害)

その後、知らない老婆が出てきたのですが流石にこれは察しました。

 

君愛を観ている時

君愛は父親についていった場合の分岐。僕愛は母親についていった場合の分岐です。

ある程度、僕愛で下地が出来ている部分もありましたがパラレルシフトがなぜ起こった?に対して答えが多かったと思います。意図を持って機械に入って移動しているというのがわかり、普通に生活してたら起こるものではなくどちらかの次元で機械に入って明確に移動していることがわかりました。君愛は栞を救うために人生賭けるお話です。僕愛でも手紙で触れられていましたが、こちらの和音は暦を妻としてではなく研究者として支えています。一人の女性を救うためにどうこうする話は観ていてハローワールドをふと思い出しました。(一行さん萌。イエスタデイも良かったですね。)

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話が脱線しました。オチは僕愛でみていたので君愛はそこはぼかして終わるかな?と思っていたのですが、さらっとですが描かれていました。なので君愛だけでもこの作品の全体像は掴めるんじゃないかなと思います。

 

両方観た感想

君愛だけで栞の話と和音の話が観られるので、まずは君愛から観るのがいいかなと思います。パラレルシフトも理解しやすいのもありますし。君愛の和音だけで物足りなくなったら僕愛の和音ママを観ましょうね。和音しか勝たん。(メガネキャラ好きですもんね)

タイトルからしてものすごい恋愛恋愛してるかと思ってましたが、割りとSFファンタジー寄りの作品だったかなという感じを受けました。設定もわかりやすかったので楽しめました。