君は彼方を観てきたので感想です。
映画鑑賞中にこんなに困惑したのは初めてでした…
以下ネタバレ感想です
君は彼方は瀬名快伸監督が原作・脚本・監督を手掛けたアニメーション映画です。
アニメーション製作に当たり2億円も借金をするほどの気合をいれた作品になっています。(明石かわいいですね)
実際に見た感想なんですがものすごく雑なくくりをすると
クソアニメです。
近年稀に見るクソアニメです。
ここで言うクソアニメは決して見る価値のない、作画がひどすぎるなどを指しているわけではないです。
作り手の演出意図と受け手の観た印象が大きく乖離する作品を指しています。
具体的には緊迫するバトルシーンのはずが動きのおかしさや不自然なカットで笑いが起きてしまう作品を個人的にクソアニメと呼んでいます。
この作品ではヒロインの女の子が幼馴染の男の子を異性として意識していなかったところにヒロインと仲の良い女友達がアタックかけていいと言われ、仲の良い友だちの手前応援したけど、仲のいい姿見たらクッソ落ち込んでなんやかんやあって気持ちの整理をつけて無事ハッピーエンドな作品です。
まあ普通に落ち込んで、ちょっと冒険して、冒険の中で出会った人や経験から自分のほんとうの気持ちに気がつく作品なら普通の作品なんですよ。
ただこのアニメ映画は普通のアニメ映画じゃなかったんですね。
物語は基本的には起承転結で進むんですけど、この作品の場合
起承転転転転転転転転転転転転転転転転転転転転転転転転転結でした。
↓本作品のイメージ音楽
私が細かいところを見逃している可能性もありますが
基本的には突然謎の設定が明かされたり、突飛な行動が発生します。
個人的に笑った突然ランキングベスト5(うろ覚え)
1位:突然夜中にチャリで爆走して事故る
2位:突然幽体離脱する
3位:占いの途中で男の子が突然叫びだす
4位:突然金魚が死ぬ
5位:突然男の子と母親の不仲設定が明かされる
細かいところを挙げていたらキリがないので全部は挙げないですが
途中から展開の転がりっぷりが笑いのツボにはまってしまって肩を震わせながら
鑑賞していたのであまり集中できなかったです。
興行収入があまり良くなさそうで近所の映画館も早々に上映をやめるみたいなので
是非劇場へ!とは言えないのでBD/DVDか配信で是非!…と言いたいですがそれもどうなるかわからないのでせめてインターネットの海には残そうと思い熱も冷めやらぬうちにこれを書きました。
この作品は皆でワイワイ見る作品としては大変迷作だと思います。
もし配信されるようなことがあれば是非もう一度観たいと思います。