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ノーゲーム・ノーライフ ゼロ 感想

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ノーゲーム・ノーライフ ゼロを観に行ってきたので感想でも。

TV版のノリはどこ吹く風ぞ。シリアス9割になっています。

とりあえずノーゲーム・ノーライフ映画で初見の人は世界観とキャラクターは

予習してから行ったほうがいいかな、と思います。

 

以下ネタバレあり。

 

 

※原作未読のアニメ組の感想です。

 

本作は原作6巻のアニメ化になります。

 

 

ノーゲーム・ノーライフの盤上の世界(ディス・ボード)が出来る前の世界が舞台です。

そのため冒頭から人が死ぬ優しくない世界です。

主人公のリクは多くの人の死に関わってきたことで色々な感情を殺してただその日を生きることを望んでいたのですが、シュヴィと出会い自分の中の意志と向き合い世界を変えるために動き出します。

 

本作ではゲームに対してどのようにしてゲームに勝つのか、を楽しむのではなくその過程のリクとシュヴィの心の交流と、その変化に主眼が置かれてるように思えます。

そのため涙腺が緩むシーンが多かったと思います。

 

舞台は6000年以上前の世界ですが、各種族の声優さんが現在のディス・ボードの種族と同じなのでおそらく先祖なのでしょう。(コローネは水晶?に名前が彫ってあったのでそうなのでしょう。)

リク→陸⇔空、シュヴィ→シュヴァルツァー→schwarzer→黒(ドイツ語)⇔白 を鑑みるに空白は二人の生まれ変わりでしょうか。

 

タイトルがゼロということでディス・ボードの世界の前日譚ですが、0巻で刊行されていないところをみると、知っていると世界観にちょっと厚みが出るものというより本編にガッツリ食い込む重要な話なのでしょう。今後リク、シュヴィについての話が出るのかもしれません。

 

楽しめる作品、というよりは泣ける作品だったかと思います。

ノーゲーム・ノーライフの設定を映像で観られたという点では良かったですが

映画単体の作品としては物語のカタルシスが薄いため楽しめたとは言いづらいです。

 

最後にテトがパーペチュアル・チェックで引き分けって言っててチェスに引き分けなんてあるのか調べたらあるんですね。同一局面が3回起きると宣言して引き分けに出来るとか。

千日手 - Wikipedia