未来のミライを観てきたので感想です。
個人的にはあまりピンとこない作品でした。
人によっては刺さるのかもしれませんが私にはイマイチでした。
以下、ネタバレ感想
映画を見る前の宣伝をみたイメージでは
未来からやってきた妹ミライちゃんが甘えん坊の男の子のくんちゃんと一緒に
未来を変えるために冒険するお話かな?と勝手に想像していました。
実際過去の様々な時間にタイムスリップしてるので冒険をしている感じではありますが
いつもミライちゃんと一緒というわけではなく、小さい頃のお母さんであったり若かりし頃の曾祖父だったりするので、タイトルで掲げられるほどミライちゃんは活躍するキャラではありませんでした。
ここからちょっと批判的です。
まずミライちゃんが最初に未来から来た理由ですが、雛人形をしまい忘れると婚期が遅れて好きな人と一緒になれないという理由で現れます。
・・・・・・理由がしょうもねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
しかも時を越えてきたミライちゃんはさも当たり前のようにくんちゃんの前に現れて、未来のくんちゃんもタイムリープしてくるし大きくなるとタイムリープが簡単に出来るんでしょうか????
くんちゃんの成長だけではなくお母さん、お父さんの成長も描きたいためか所々で父親のだめなところ、母親が嫌味を言うシーンが随所に入れられていますがそれが生々しく笑えるものではないものがちょいちょいあって、こういうのが積み重なって離婚するのでは・・・?と一抹の不安を覚えました。
あとくんちゃんはほぼ終盤までミライちゃん嫌いを貫き通します。
結構な頻度でミライちゃん嫌いのシーンを入れてくるのでかまってくれなくて嫉妬している男の子の印象を通り越して妹に暴力を振るうクソガキとまで感じました。
あと祖父祖母両親含めてくんちゃんを無視する描写を強調し過ぎだと思います。
ミライちゃんをビデオを録画してるところをくんちゃんが邪魔するシーンは、邪魔されて困っているというより邪魔だからどっかいけという感じが映像からビンビン感じられて不快でした。
あと犬が擬人化して出てきましたけど必要???????????????
くんちゃんケモナー化するためだけでは?????????????
あ、でもひいジイジはかっこよかったです。
くんちゃんとひいジイジとの日常マシマシでくんちゃんの漢を磨くシーンをマシマシにしてもらっても良かったかも。
未来のミライちゃんもかわいかったです。
昔とは違い両親共働きで協力して子育てをしている人たちには、この映画は刺さるのかもしれません。
子育てを経験していない私にはこの映画に何も感じませんでした。
まったくつまらない映画ではありませんでしたが、これまでの細田監督作品と同じ期待を持っていくと肩透かしを食らうかもしれません。