夜は短し歩けよ乙女を観てきたので感想でも。
物語の構成もうまくまとまっていて映像的に大変面白かったです。
※以下ネタバレあり
ストーリークラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は、今日も「なるべく 彼女の 目にとまる」よう《ナカメ作戦》を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて・・・
京都の街で、個性豊かな仲間たちが次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎていく。
外堀を埋めるしか出来ない“先輩”の想いはどこへ向かうのか!?
先輩は何度もナカメ作戦を実行します。
普通は何度もたまたま、偶然、奇遇に会っていれば流石に意図的に行動していることに気がつくはずですが、黒髪の乙女は気が付きません。
今回も先輩は黒髪の乙女が昔に好きだった絵本”ラ・タ・タ・タム”を持って古本市でナカメ作戦を計画します。
まずこの絵本ラ・タ・タ・タムですが、実在する絵本です。
ラ・タ・タ・タム―ちいさな機関車のふしぎな物語 (大型絵本)
- 作者: ペーター・ニクル,ビネッテ・シュレーダー,矢川澄子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/10/27
- メディア: 大型本
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あらすじ
マチアスくんは、ある日ちいさな白い機関車を完成させたが,
工場長にとりあげられてしまった。がっかりして町を出ていった
マチアスのあとを追って、ちいさな機関車のふしぎな旅がはじまる。
あらすぎやレビューを読んだ感じだと、このちいさな機関車が世界を冒険し最後はマチアスに出会うまでの冒険がとても綺麗な絵で彩られていて、まるで冒険をしているようなワクワク感が楽しめるような絵本のようです。また絵の中でマチアスと機関車が同じ場所にいながらすれ違っている絵もあるようで、同じ町にいながらすれ違っている先輩と黒髪の乙女を少し連想させられますね。
劇中で黒髪の乙女は目的を持たないちいさな機関車だと言われ、確かに最初の方で機関車のような動きをしているシーンが有り、彼女の行動原理はこの絵本にあるのかもしれません。
先輩は何度もナカメ作戦を実行するほど行動力はあるのですが、基本的に黒髪の乙女が自分に何かしてくれるのを待っている乙女っぷりよくわかります。ビバ外堀。
最後には黒髪の乙女を古本市に誘いついに一歩踏み出していましたね。
書いてて感想を書くのが難しいな、と改めて思った。
映像的な魅力が大きい映画なのでどう書いたら良いやら。
物語の構成もうまくまとまっていて映像的に大変面白かったんですよ(2回目)